皆さんこんにちは。宴如月です。
今回は、自分が初めて買ったハイエンドロッド、ダーインスレイヴ ブラックヴェスパイン 6'1 UL-Hについて、インプレ記事を書こうと思います。
色々なインプレ記事はありますが、不思議とヴァルケインのロッドのインプレって無いんですよね……一振り買う前に参考に~と思っても見当たらなかったので、誰かの役に立てれば。
但し、まだまだ素人が書いていますのであくまで参考までに。
①ロッドの特徴
このロッドは赤羽根さんプロデュースロッドの第3弾としてリリースされました。コンセプトは、「掛けられるUL」。第1弾のML-H、第2弾のL-Hでは取り切れなかったアタリを、柔らかめなティップで違和感なく喰わせる間を持たせ、張りのあるベリーできちんと掛ける、そんなロッドです。
長さは6ft1inch。約182.5cmとなります。ガイドはバットガイドがKLガイド。そこから上2つはATガイドを使用し、感度と操作性を向上させています。
マイクロスプーンを使用していても、しっかりウォブリングしているのがティップに揺れとして出てくるほどの感度感を持っているため、非常に扱いやすくなっています。
軽量スプーンによるスプーニングをメインとしつつも、ボトムの操作系の釣りまでその張りによって可能としており、シャインライドナノやヴァルキャノンもスムーズに扱えます。
使用した感じ、スプーンではマイクロスプーン全般から2g弱ほどに最適になり、最大で4g程度までは扱えそうです。プラグではクーガシリーズやシャインライド、他社ですがザッガーB1、ダブルクラッチのミノーイングにも使用できました。
また保持時間が長いと感じるので、掛ける釣りの初心者には非常におススメです。
手首で合わせるとティップ部が入って、腕を動かすとベリーで、肩から動かせばバットでそれぞれを使用して掛けることが出来ます。シビアな状況では手首で、通常使用であれば腕で合わせるのが最も使いやすいと思います。
ロッドウェイトも軽く、一日使用していても持ち重りはしませんでした。
②使用感
ハイエンドロッドということもあり、しっとりと手になじむような感覚は病みつきになります。スプーニングではティップを見ていればアタリが明確にわかり易く、ショートバイトであってもティップが素直に入るため、初心者でもしっかり合わせられます。
掛ける釣りの場合、弱いアタリを捉えているためバレやすくなりがちですが、ULのティップがショックをしっかり吸収してくれ、バラシの低減につながっています。
イメージとしては、ULのティップにLのベリー、バットといった感じなので、パワーはそのままにティップがソフトになり、よりスムーズに掛けられるようになった感じです。
③使用ルアー
これまでの釣りで使用してきて、正直このロッドがあれば小規模~中規模クラスのポンドであればほとんどのルアーを使用できるため、1本で事足りてしまうと感じています。
・2g弱のウェイトまでのスプーンすべて
・シャロー系のクランクベイト
・メタルバイブ
・プラスチックバイブレーション
・ボトムミノー
・フローティングミノーによるマジックジャーク
といったルアーを余裕をもって使用できています。
若干ピーキーさを増しますが、4gほどのボトムルアーも使えなくはありません。ただ非常に動きが弱弱しく感じるので、重いルアーはL-HやML-Hの方がよいと感じる部分はあります。
④得意な状況
このロッドの特徴をまとめると、
・ソフトなチューブラーティップなので、揺れによってアタリが取りやすい
・ティップが素直に入るので魚の保持時間が長い
・ベリーから張りがあるのでしっかり魚をかけ、寄せてこれる
・バラシにくい
・多彩なルアーを扱うことができる
という特徴となるので、個人的には「放流から時間が経ち、ニュートラルになったトラウト~末期状態」という非常に長い時間、自分の釣りの中核をなすロッドだと思っています。また、使用ラインとしては個人的に、「エステルライン」がおすすめです。
逆に向かない状況としては、
・放流直後の魚が非常に元気な時
・ボトムを意識していて、ディープ系のクランクを使用するとき
こんな時はロッドパワーを素直に上げるべきだと感じます。
⑤実際に使用したルアーで、使いやすいと感じたもの
ハイバースト 0.8g、1.1g、1.6g、1.8g
アストラル 1.6g、
ギガバースト 2.0g
アイスフェイク 1.1g、1.6g
ジャグ 0.6g、0.8g
シルキー 0.45g
BF 0.4g、0.6g、0.7g
クーガ F/S
クーガナノ F/S
ちびとろ
シャインライドナノ
ライオームナノ
ヴァルキャノン
ダブルクラッチ45F1
ザッガー50F1
ぜひ、参考になればと思います。