宴のダラダラ白書

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【釣り】守りたい釣り場でのマナー~気持ちよく釣りをするために~

皆さんこんにちは。宴如月です。

 

今回は釣り場で守ってほしいマナーについて書いていきます。

といいつつ、最初に書いておきますが、

守らない人も多いのが現状です

え、守らない人もいるのにマナーなんて自分が守る必要があるの?と、釣りを始めるにあたり思う人もいるかもしれません(ただそういう人は恐らくブログなんぞ見ずに道具を買って釣りに直行するでしょうが…偏見ですけれども)。

 

マナーを守るべき理由は大きく2点。

①釣り場での無用な争いを避ける

②釣り場を守る

です。では詳しく見ていきましょう。

 

①釣り場での無用な争いを避ける

 釣りはのんびりとした趣味というイメージの人も多いと思いますが、もちろん釣りをするすべての人が穏やかな性格というわけではありません。中には気性の激しい人もおり、時には警察沙汰になることもあります。

 そうした事態に巻き込まれないようにするため、自分を守るためにも釣りのマナーを守りましょう。

 

②釣り場を守る 

 釣りのできる場所は基本的にあなたの土地ではありません。個人所有、市町村所有、都道府県所有、あるいは国所有など、人の敷地内で釣りを「させてもらっている」立場になります。

 そのため、所有者の方であったり漁協の方であったりにご迷惑をおかけするようなことがあった場合、その場所での釣りが禁止になってしまいます。

 

以上のことを踏まえて、例え周りが守っていなかろうと、常識と良心を持ち合わせた読者の皆さんはしっかりとマナーを守りましょう。では、いよいよマナーを書いていきます。

 

 

 1.釣り場につく前にするべきこと

①釣りが可能な場所かどうか確認をする

 初めて釣りに行く場所に関しては、事前に釣りができるかどうか調べましょう。

 特に漁港や堤防で釣りをする場合、組合によっては釣りを禁止していたり、時間に制限を設けていたりします。

 一番確実な方法は、漁業組合や市役所などに電話をして確認をすることです。毎回取る必要があるわけではないので、ぜひ確認をしてください。

 

②釣り場のルール(レギュレーション)を確認する

 釣り場によっては禁止されている事項があります。そうしたルールを確認しておきましょう。管理釣り場でのエリアトラウトは言わずもがなですが、海釣りにもルールはあります。

 例えば釣り禁止の区間がある(漁船の係留地などが筆頭)、釣りの種類によっては禁止(投げ釣り禁止、アミエビ禁止など)。

 また、駐車場がどこにあるか、トイレがあるかも確認しておくとよいでしょう。夏場、一日中釣りをする場合などは近くのコンビニの場所も把握しておきましょう。

 

2.釣り場についてからのマナー

①先に釣りをしている人の近くでは釣りをしない

 海、川、管理釣り場。場所を問わずこれは必ず守りましょう。隣の人と釣り糸が絡んだりすると色々と面倒なことになります。

 君子危うきに近寄らず。余計なトラブルを避けるためにも最初から近寄らないのが肝心です。

 釣り方にもよりますが、足元でやる釣り(サビキ釣りなど)をする場合は3m、ちょい投げ釣りなど、30~40mほど沖に仕掛けを投げるような釣りの場合は7m、ショアジギングなど、100m以上仕掛けを投げるようであれば10mほど間隔を取っておけば大丈夫です。

 風向き、潮の流れを見て、隣の人に迷惑をかけないようにしましょう。特にウキを使っての釣りの場合は、放っておくとウキが流され、仕掛け全体が隣の人の前に。。。なんてことがあります。素早く仕掛けを回収しましょう。

 

 それでも、人気の釣り場であったり休日であったりすると、必然的に近くなってしまう場合もあります。そのときは、先に釣りをしている人に一声かけてから釣りを始めましょう。

 

②必要以上に場所を取らない

 一人で釣りをする場合、多くても使う竿は3本ほどにとどめておきましょう。それ以上多く竿を出しても、入れ食いの場合は扱いきれませんし、無駄にスペースを取ってしまいます。

 餌を投げ入れて放っておくよりも、多少動かして誘いを入れた方がよく釣れる(と、私は思います)ので、置いておく用の竿、手でもって動かす用の竿の2本で釣りを展開することが多いです。

 自分だけの釣り場ではないので、他の人も釣りができるスペースを残しておきましょう。

 

 同様に、長時間釣り場を離れるような場合は荷物を一旦引き上げておきましょう。クーラーボックスなどで場所取りをしている人もいますが、やめましょう。そもそも盗難にあいます。もしトイレなどで中座する場合は短時間で済ますか、隣の人に荷物を見ていてもらうとよいでしょう(単独での釣りではなく複数人で釣りをする場合は、順番に行きましょう)。

 

③釣りをしている人の後ろを通らない

 投げ釣りをしている人は、竿を後ろに振りかぶって投げています。当然、針も釣り人の後ろにあります。この時に後ろを通りがかると、釣り針が自分に刺さってしまいます。救急車を呼ばなければならなかったり、傷害事件になったりしますと、当然釣り場は閉鎖されていきます。タイミングを見計らって通ったり、一声かけてから通りましょう。

 もちろん自分が投げる時は後ろに人がいないか、必ず確認を取りましょう。

 

3.釣りを終えてからのマナー

①釣り場をきれいにしてから帰る

 餌釣りをしていると、自分の足元が餌の油や色で汚れていることがあります。必ず洗い流してから帰りましょう。餌が塊で残っているような場合、虫が湧いたり悪臭を放ったりします。やめましょう。

 また、ゴミを放置して帰るのも当然NGです。これはマナー云々以前に法律違反です。釣り針が残っている仕掛けを放置していけば、鳥や猫に刺さって最悪の場合死んでしまいます。自分が楽しむのも結構ですが、そのあとのことを考えるようにしましょう。

 可能であれば帰る時に、たとえ自分のゴミではなかったとしてもゴミを拾って帰りましょう。一人一人の協力が、きれいな釣り場を作ります。

 

 ちなみに、釣れた魚をその場でさばいて持って帰る釣り人さんは、内臓を海に返さないようにしましょう。実はこれ、法律違反になります(豆知識)

 

②あいさつをして帰る

 漁協の人や管理人などがいる場所では、感謝を伝えてから帰りましょう。色々なマナ悪たちを見て、つらい思いをしているかもしれません。せめて自分たちだけでも、と、感謝の心を忘れないことが大切です。

 

 

 いかがでしたでしょうか。ここでは「釣り場の影になっているところでトイレをしない」や、「飛び込んで泳ぎ始めない」など、釣り云々の前に人としての尊厳をかなぐり捨てるようなものは書いていません。でも、そんなことをしているアホがいるのも事実です。

 でも、ここに書いたような基本的なマナーを守ってくれる人がだんだん増えていけば、徐々にアホたちは駆逐されていきます。

 釣りは自然とのつながりを感じることが出来、やって楽しい、食べておいしい最高の趣味だと思っています。心地よく釣りを楽しんでいくためにも、どうか皆さんご協力をお願いいたします。

 

 

釣り人のマナーが悪いことで、各地の釣り場が閉鎖されていっています。どうか一人でも多くの人に気持ち良い釣り場を守っていただけますように。