宴のダラダラ白書

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ゴジラ-1.0を見に行ってきました※ネタばれ注意

皆さんこんにちは。宴如月です。

 

今日は映画を見てきたのでその感想をつらつらと書いていこうかと思います。見たのは話題沸騰中の「ゴジラ-1.0」。もともとゴジラシリーズは大好きでよく見ていたので、今回の新作も楽しみにしていました。しかも映画館で。めったに映画館はいかないのですが、せっかくなので大画面で楽しんできました。

 

いかに隠しでおいておくので、ネタバレNGの方はブラバをお願いします

 

 

まずタイトルの「ゴジラ-1.0」ですが、1954年に最初に公開された「ゴジラ」の物語より時系列的には前の時間軸であるという意味があるのかなと思っています。

初代ゴジラは1954年ごろに行われた水爆実験により古代生物が変異した姿とされています。折しも第五福竜丸が現実に行われたビキニ環礁での水爆実験で被ばくしたことを受け、反戦反核の意思を込めた作品ともいわれています。

それに対して今回の「ゴジラ-1.0」は、始まりはビキニ環礁の実験からさかのぼること9年ちょっと。1945年の終戦間際から始まります。

場所は初代ゴジラが現れた場所と同じく大戸島。特攻隊の機体に不備があった場合の不時着する飛行場が設置されています。

主人公の敷島が到着しひと悶着があった後、大戸島に巨大なトカゲが現れます。現地ではすでにゴジラと呼ばれている生物が敷島たちを襲うのですが…

ゴジラシリーズにおける怪獣ゴジラは、ゴジラザウルスという架空の爬虫類が放射線の影響で変異した姿とされています。現時点ではまだ核実験が大戸島周辺では行われていないため、この姿はまだゴジラザウルスの状態だったのでしょうか…

 

その翌年、1946年に行われたクロスロード作戦の様子が映し出されましたが、その中で一瞬、生物の肌が焼けるような描写が入ります。この時、ゴジラザウルスからゴジラへと変貌したように思えます。

 

時は流れ東京に戻って生活を始めた主人公やヒロインですが、ヒロインが働く銀座にゴジラが出現。ヒロインは主人公をかばって放射熱線の爆風に吹き飛ばされ、姿を消します。

このことが主人公の覚悟を決めさせ、ゴジラを倒すことへと突き動かしていきます。

 

駆逐艦4隻を投入した海神作戦において、主人公は航空機でゴジラを誘導する役目を持ちます。明朝、保護していた孤児あかりを隣の家のおばさんに託し、特攻の決意をもって出撃します。

 

目論見通りゴジラを海神作戦によってダメージを与えることはできましたが致命傷には至らず。主人公はゴジラの口に向かって突撃。激突の瞬間、装備されていた脱出装置によって命を長らえます。

 

港に戻るとおばさんとあかりが来ており、一通の電報を渡します。記された病院に行くとヒロインは生きており、主人公、ヒロイン、あかりの3人で新たな人生を歩んでいくことになります。

 

ラストシーンでは頭を吹き飛ばされ死に絶えたはずのゴジラの肉体が再び細胞分裂を始め、生き返るような描写で幕を閉じます。この後、1954年のゴジラにつながっていくのでしょうか。

(もっとも初代ゴジラでもゴジラには初めて会った描写に当然なっているので、そこの整合性は取れないですが…)

 

ヒロインの首に黒いあざのようなものがあったのも気になります。どう考えても死ぬほどの衝撃が襲っているので、ゴジラの細胞の力で生き延びた・結果首にあざができたと考えると……

 

ハッピーエンドのような、鬱エンドのような。感情を揺さぶられる映画でした。

 

 

誰かのために身命を賭して戦うことであったり、未来を託すため若者ではなく自分が行かねばならぬという決意であったり。

古き良き日本人の魂と呼べるものが随所に詰まった作品でした。そういうのが好きな方には強くぶっ刺さると思います

 

また見たいな……