宴のダラダラ白書

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【TRPG】クトゥルフ神話TRPG【システム紹介】

皆さんこんにちは。宴如月です。

 

今回もTRPGのシステムの一つ、クトゥルフ神話TRPGを紹介したいと思います。

TRPGの中では比較的有名な部類に入ると思うので、聞いたことがある人も多いと思います。また、TRPGとしては知らなくてもクトゥルフ神話はそれだけでも有名なので、知っている人もいるかもしれません。

 

ゲームの種別としてはミステリーホラー。おおよそホラーといえるものであればどんなものでも題材にできる感じです。

 

クトゥルフ神話の概要

 クトゥルフ神話とは、アメリカの小説家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトが創作した、一連の作品群に共通して用いられる神話体系を指します。

 ざっくりとした概要としては、世界にはかつて人間が統治するよりもはるか昔に、恐るべき神々がこの地球上を支配していました。そして神々は戦争を起こし、旧き神とグレート・オールド・ワンは長きにわたって争います。その結果として、グレート・オールド・ワンは宇宙のあちこちに幽閉され、旧き神もまた眠りについたのです。グレート・オールド・ワンは星辰の正しきときに目覚めるとされており、PLが操る探索者はその復活を阻止するため、謎を解明する立場になります。

 そんなクトゥルフ神話ラヴクラフト自身が名付けたものではなく、オーガスト・ダーレスという作家が、登場する神格「クトゥルフ」からその名をとってクトゥルフ神話と名付けました。その後今日に至るまで、多くの作家がこのクトゥルフ神話に影響を受け、数々の作品を生み出してきました。

 このクトゥルフ神話TRPGもその中の一つであり、他のTRPGよりもドラマティックで、小説的なシナリオを作成することになります。また自分のオリジナルな神格を作り出し、新たな物語を作ることもよしとされている、珍しいTRPGと言えるでしょう。(ちなみに、クトゥルフ神話TRPGを作成したのはサンディ・ピーターセンといいます)

 

GMとPLの役割

 このゲームにおいては、ゲームマスターという呼称は使いません。ゲームの進行役は「キーパー」(KP)と呼ばれます。KPはシナリオを用意し、他のプレイヤーのためにゲームを進行させることになります。

 シーンを設定し、状況や登場人物、遭遇する怪異などをPLに説明し、行動を決定してもらいます。KPはその行動が可能かをジャッジし、またその結果を伝えたり、もし行動ができない場合はほかの行動を提案したりします。

 PLは謎を解き明かすもの、探索者となり、勇敢に怪物、謎、クトゥルフ神話の秘密を探し求め、理解し酔うとします。KPが説明してくれた情報をもとに、自分の行動を決定していきましょう。

 ゲーム中、探索者は時として悲劇的な状況を迎えることもあるでしょう。他のTRPGに比べ、圧倒的にキャラのロスト率が高いのもクトゥルフ神話TRPGの特徴です。ですが、KPは決して敵ではありません。KPとPLは互いに協力し合い、一つの謎を解き明かすのです。